「原産地証明書」は羽毛布団を購入する際必要な書類です。羽毛布団全部に付いているわけではありませんが、材料に使用している羽毛に関して自身がある場合、原産地証明書は必ずついていると判断できます。貿易取引される商品の国籍を証明するのが、原産地証明書の役割です。見た感じどんなに高級な羽毛布団のように思えても、この証明書がついていなければ、購入は避けた方が無難です。
羽毛布団は布団の側生地とダウンの混合率(詰め物の組成)、表示者名及び住所、もしくは電話番号を非表示で販売したり販売目的で陳列することが「繊維製品品質表示規定」に基づいて禁止されていますから、証明書がついていないということはほぼ考えられません。どこの国の羽毛なのかは証明書で知ることができますが、品質が高いのはヨーロッパ産で、ポーランド産のポーリッシュ、ハンガリー産のハンガリアンは高品質で有名ですから、羽毛布団として品質に間違いはありません。
なぜ、ヨーロッパ産の羽毛が高品質かと言うと、育てられ方からこだわりがあるからです。ヨーロッパ産のグース(ガチョウ)は、ほとんどが羽毛布団の材料となる羽毛を採取する目的で、長く大きく育成されます。しかも、一部の羽毛になりますと、羽毛にダメージを与えない為、ハンドピックと呼ばれる手で一枚ずつ採る採取方法が採用されます。
もし食肉用のグースなら、マシンピック(機械)によって採取は一気に行われます。羽毛は海外から輸入される際、脂肪分をたくさん含み、土や砂、ごみなどを付着させています。そうした不要な汚れを除去した後、羽毛を痛めないよう水と洗剤を使用して洗浄します。そのまま製品として輸入されただけの羽毛布団や、安価な製品の中には、洗浄が充分に行われていないせいで、ひどい臭いを放っている恐れもあるみたいです。