羽毛布団の話になると、とにかく話題になるのは中身の問題ですが、実はチェックポイントはその側生地にどんな素材が使われているか、密度や柄などにも及びます。羽毛布団の中身に使用される材料がどんなに優れていても、適当な側生地なら羽毛布団自体の品質が高いとは言えません。
高品質とされる側生地とは、柔らかく、軽く、通気性に優れていること、そして中身の羽毛が飛び出さないようダウンプルーフ加工が施されていることでしょう。生地に使用される素材は、主に吸湿性・通気性に優れた天然綿です。また、打ち込み本数が多いことも羽毛布団の品質に影響します。打ち込み本数は数が多い程品質が高くなると言われます。
1インチ(約2.5cm)四方の縦横両方の糸の合計数を打ち込み本数と言いますが、打ち込み本数が多い=使用している糸が細い=高密度になって肌触りが優れる、というわけです。そして熱とローラーで生地の目を潰すダウンプルーフ加工という特殊な目詰め加工を施すことで、羽毛布団の内部から外に羽毛が飛び出すことも予防することが可能になります。
けれど、最近の羽毛布団は外観の側生地には品質の高いものが使われていますが、実はその中身に粗悪品の羽毛を使っている、という見た目だけ優れた製品も出回っています。また、羽毛布団の中には、花柄などのプリント加工を施した側生地を使用している製品も見かけますよね。こうした羽毛布団は一見豪華な見た目ですが、実際にはインクで生地の目を詰めてしまうので、生地の持つ風合い、通気性がダメにされてしまうことになります。
目を全部埋めて潰してしまうプリントとは異なり、ダウンプルーフ加工は熱とローラー使って織りを変形させることで、糸と糸の隙間を更に小さくする加工方法ですから、使用感は格別です。羽毛布団を買う時には、中身だけではなく、側生地に関してもしっかり見極めることが重要になります。