羽毛布団の素晴らしさは、何と言ってもその軽さが決め手ですよね。羽毛布団の軽さや暖かさは、内部に詰められているダウンがいかにたくさん空気を抱えることができるかで決まります。もしボリュームに大きな差がない場合、軽い方が羽毛のダウンボールが大きく、よりたくさんの空気を抱えて保温性に優れているということですから、同じ羽毛布団でも、重さとたたんだ時のボリュームを比較し、よりかさ高が高く、かつ軽い方が品質の高いダウンを材料にしているということです。
JIS規格で規定されている製品の場合、たたんだ際の高さが同じだと、より軽い方が品質が高いということになります。高品質だとされる羽毛布団は、大体シングルの布団の場合で0.8キロから1.2キロの重さを目安にして問題ありません。また、タウンの大きさは、羽毛の種類によっても異なります。一般的に、グースの方がダックより優れていると認められています。
なぜなら、体の大きいグースの方がそれだけ採取できるダウンも大きいということになるからです。大きいダウン程軽くてボリュームがあり、保温性にも優れますから、グースの方がダックよりも品質が高い羽毛布団に仕上がる、と言うことができるのです。更に、実はグースとダックの育成された環境の差も、羽毛布団には表れるそうです。ダックの大半は、食用飼育された種の副産物でしかありません。
加工はまだ若いうちに行われるので、ダウンもあまり育っていませんし、サイズが小さいのが特徴です。しかも、雑食性のダックは、採取した羽毛にも脂肪分が多く、臭いがきついものも珍しくありません。逆に、グースの大半はダウンを採取する目的で時間をかけて飼育が行われますから、ダウンボールも大きく、質の良い羽毛を採取することが可能です。草食性のグースの羽毛には、臭いもほとんど感じません。