羽毛布団の材料にはダックとグースがありますが、双方にはどのような違いがあるのでしょうか。普段材料に関わらず「羽毛布団」と一緒くたにされることも多いのが現状ですが、実は品質の差に「ダック」を使用しているか「グース」を使用しているかが大きな違いが生まれます。鴨を人工的に家畜化させたアヒルのことを「ダック」と分類します。
有名な北京ダックは食肉用に改良されたアヒルです。一方、ガンを人工的に家畜化させたグースは、フォアグラの採取と食肉用として改良された種になります。更にもう1つ知っておきたいのはマザーグースで、こちらは卵を採取する目的で4年間ほど育成されたグースの母鳥のことです。
「プレミアムマザーグース」と呼ばれる18センチを超える大きさを誇るマザーグースのダウンを材料とした羽毛布団は、15万円以上のお値段がつけられており、有名百貨店で取り扱われる高級品になっています。通常、ダックよりもグースの方が体が大きい為、ダウンにより多くの空気を含むことが可能で暖かさは抜群だと言われます。
ただ、グースよりダッグの方が油分を多く含みますので、暖かい一方動物的な獣臭が多少抜けにくいデメリットも指摘されています。ですから、ダックよりもグースのダウンを材料とした羽毛布団の方が比較的高品質だとされていますが、それは必ずしもダックの品質が劣るというわけではありませんのでご注意下さい。
お値段を考慮すると、購入しやすいのはダックですが、購入の際にはニーズに応じてよく検討しましょう。けれど「○○ダウン」などとぼかした表記の羽毛布団でダックかグースかを明確に説明していない場合、基本的にはダックだと判断して問題ありません。ダック製なのに高品質のグースを材料としているように思わせ、購入を促進しようとしている業者も存在していますから、要注意です。